愛楊葉児

あいようように 幼児がネコヤナギの葉を見て金と思い込むことから、浅い教えで満足して、深い教えを求めようとしないことのたとえ。 子どもにもありがちだけど、我々大人、特に教員は身につまされる言葉ではなかろうか。 自転車操業になってしまっていれば、…

哀鳴啾啾

あいめいしゅうしゅう 鳥や虫が悲しげに鳴くさま。 鳥や虫に感情があるとは思わないけど、その鳴き声を楽しげと取るか、悲しげと取るかは人間様次第だと思う。 さて、正直言ってすこぶる調子が悪い。 何が悪いってメンタルがヘラっててすこぶる悪い。毎年5月…

曖昧模糊

物事の本質や実態がぼんやりとしてはっきりしない様子。不明瞭なさま。 コロナ陽性者となり、頭がぼんやりとしてはっきりしない感じの日々を過ごした。 罹患したのは今年の三月。妻と娘がもらってきて、家庭内で感染。昔っから熱が出るとまぁ高温で、ふらふ…

愛別離苦

愛し合う者と生別・離別する苦しみや悲しみのこと 幸運にも、仲が良い人たちや親密な人たちとは死別していない。人でないものもカウントするならあるが…。 昔、ビーグル犬を飼っていた。名前はハナといって、とても賢くて、食い意地が張っていて、噛む力が強…

愛多憎生

「愛多憎生(あいたぞうせい)」 愛や恩を受けすぎると、必ず人の妬みや憎しみを買うことになる。 妬まれるほどの愛や恩を受けた記憶がない。いや、それなりに受けてきてはいるのだが、妬まれるほどではないと思う。 とか言うとまたうちの妻は「あなたは恵まれ…

哀糸豪竹

「哀糸豪竹(あいしごうちく)」 悲しげな音を出す琴と生き生きとした強い音を出す笛。 家庭を持ってみて分かったことだが、夫婦で共に行動をするのは良し悪しである。同時に同じことに取り組むと夫婦揃って体力が減って、お互いに頼りたいときにお互いが頼れ…

相碁井目

「相碁井目(あいごせいもく)」 人の実力は様々であること。 実力とはなんなのか? インターネットで検索してみたところ、「実際に持っている能力」と出てきた。インターネットは賢い。 また、「能力」という言葉がよくわからないなぁと思い、同じく偉大なイ…

哀鴻遍野

「哀鴻遍野(あいこうへんや)」 いたるところに敗残兵や難民がいるさま。「鴻」は大雁のことであり、「哀鴻」とは悲しげに鳴いて飛ぶ雁で、流民の喩え。また、「遍野」は野原のすみずみまでの意。 定期テスト前後はあちこちに敗残兵や難民がいる。僕もその…

愛及屋烏

「愛及屋烏(あいきゅうおくう)」 愛憎の情はその人だけでなく、その人に関係するものにまで及ぶ。人を深く愛すればその家のカラスにまで愛おしく思えてくることから。 「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉もありますが、カラスは流石に無関係すぎやし…

哀毀骨立

「哀毀骨立(あいきこつりつ)」 悲しみのあまり痩せ細り、骨ばかりになること。悲しみの極み。「哀毀」は悲しみのあまり体を壊す、また、痩せ細る意。「骨立」はやせて骨ばかりになる意。 痩せない。 痩せないんだよ。 人生において、標準以下であった期間…

合縁奇縁

「合縁奇縁(あいえんきえん)」 不思議な巡り合わせの縁。人と人とがめぐり逢い、また愛し合うようになるのは、これすべて縁によるものである。人と人とのめぐり逢いには縁という不思議な力が働いているということ。 人との出会いは不思議なもので…と語る人…

置かれた場所で咲きなさい。

このブログはしがない教員が過酷な日々をなんとか生き延びつつ、その中で考えたことや感じたことをなんとなく書き残してみるものです。 「周りなんか関係ねぇ。好きなことをして生きていくんだ!」と言いながらも実際は周囲に翻弄され、気を張り続け、くたく…